「お盆」で本当に大切なこと
- asianlegacylibrary
- 8月10日
- 読了時間: 2分
更新日:8月19日
こんばんは。
ALL Japan事務局です。
今夜はのテーマは
【お盆に寄せて】
まもなく、お盆の季節がやってきますね。お盆のはじまりは、「仏説盂蘭盆経(ぶっせつうらぼんきょう)」というお経に由来します。
お釈迦さまの弟子・目連尊者が、餓鬼道に堕ちた母を救おうとし、お釈迦さまに教えを乞う場面から始まります。
「母の苦しみを救うにはどうすればよいか」との問いに、
お釈迦さまは「修行を終えた僧に供養をすることで、その功徳が母にも届く」と教えられたのです。
この教えが、やがて日本のお盆や施餓鬼法要(せがきほうよう)の起源となっていきました。
そのため、日本におけるお盆は、単なる年中行事ではなく「供養」という意味合いが非常に強くなっているのです。
もちろん、ご先祖さまや亡き人々を敬い供養することは、私たちにとってとても大切な営みです。
けれども、それ以上に大事なことは、
大切な人の死や別れを通して、「私自身もまた、いつかこの命を終える存在である」ということに立ち返ることではないでしょうか。
そして同時に、その気づきをきっかけとして、古代の智慧や、仏さまの深い教えにふれる機会として、お盆のひとときを過ごすことができれば、それはとても尊い時間となるはずです。
この夏、手を合わせるその一瞬が、
仏さまの願いと、あなた自身の心の奥にある「本当に大切なこと」との再会のひとときとなりますように。



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