ALL 2025年夏NewsLetter②
- asianlegacylibrary
- 8月24日
- 読了時間: 2分
こんばんは
ALL Japan事務局の素子です😊
『ALL 2025年夏NewsLetter』から、第2回をお届けします。
今回のテーマは、「歴史的な新章の幕開け:ザナバザル蔵書の保存」
ZBUM(ザナバザル仏教大学)が持つコレクションは、なんと!約500万ページ・12,500巻もあるんです。
モンゴル仏教の中心的な文献群で伝統的なペチャ形式の写本が大半。
そこにはゲルク派の学者たちの著作や、世界にわずかしか残っていない資料も含まれています。
特に注目は、モンゴル語で書かれたカンギュール200巻以上のセット。お釈迦さまの直接の教えを集めた経典群で、地球上に残る数少ない宝物なんです✨📖
――解説ミニコーナーー
・ペチャ形式:横長で板に挟む装丁
・ゲルク派:ダライ・ラマを生んだ宗派
「ザナバザル」とは「智慧の金剛杵(こんごうしょ)」の意味です。
尊者ウンドゥル・ゲゲーン・ザナバザル(1635〜1723)は、その名のとおり、金剛杵のように力強い智慧と揺るぎない慈悲を備えた精神的リーダーでした。
彼は17世紀のモンゴル文化ルネサンスを導いた人物でもあります。
ALLとZBUMは、彼の遺産を“現代のデジタル・ルネサンス”によって守り、未来へと受け継ごうとしています。
20世紀の激動の歴史の中で、多くの写本が破壊されました。失われないように、地中に埋めたり洞窟に隠されたりしたものもあったほどです。
このプロジェクトは、そのような危機にさらされた遺産を救い出し、モンゴルの文学伝統をよみがえらせる取り組みなんです📖
――解説ミニコーナーー
金剛杵:慈悲と迷いを断ち切る智慧とを象徴するチベット仏教の法具🙏



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