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【敦煌で発見された、一冊の貴重な解説書】

執筆者の写真: asianlegacylibrary
asianlegacylibrary
8月23日
読了時間: 2分

こんばんは。ALL Japan事務局の素子です。


この写真は、敦煌でJB先生(ALL総責任者ジョン・ブレディ)が発見した、とても貴重な古い『金剛般若経』の解説書について、ゲシェ・マイケル・ローチ先生がその1ページを見せてお話しされているところです。


この解説書を書いたのは、マスター・カマラシーラ(Kamalaśīla)。


カマラシーラ師は、私たちが現在行っている瞑想のシステムを確立した人物であり、『金剛般若経』の現存する解説書の中で、最も長い解説書を書いた方です。


このページを見ると、赤い文字が『金剛般若経』の本文、黒い文字がその解説になっています。


そして、一番下に見える、とても小さな文字の一行。これは当時の人が残した手書きメモだそうですが、文字がぼやけているため、現時点では判読できません。


さらに、この資料には大変興味深いところがあります。


ページの中央付近に見える、2つの穴です。

これは一体、何のために開けられているのでしょう?


ゲシェ・マイケル・ローチ先生によると、この2つの穴には糸(ひも)を通し、たくさんのページを一つにつなぎ束ねていたそうです。


実は、サンスクリット語の「スートラ(sūtra)」には、「糸、ひも」という意味があります。


糸でページをつなぐように、教えを一つにつないでいくもの。そこから「スートラ」は、やがて「経典」を意味するようになったと考えられています。英語のsew(縫う)にも関連します。


この一冊、よく見ると、左側が千切れているのですが、わかりますか? 実はこの貴重な一冊の多くの部分が無いのです。


失われることの怖さは、「今は見つからない」というだけではありません。永遠に失われ、二度と回復できなくなる可能性があることです。


だからこそ、JB先生を筆頭に、ALLは失われた部分を探し回っています。


2500年前から受け継がれてきた古代の叡智を、発見し、保存し、未来へ遺していく。

一枚、一文字、一つの教えを、失われる前に未来へつないでいく――。


それがALLの大切な仕事なのです。

 
 
 

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